編集部
堤外地と堤内地、どっちが川側か迷いませんか?「内」が守られる居住側、と覚えると一発です。図で位置を押さえましょう。
この記事の要点
堤防から見て、流水がある側が堤外地、守られる側が堤内地です。文字とは逆なので注意します。
天端・のり面・右岸・左岸など、河川の基本用語も図で確認できます。過去問での問われ方も押さえます。
河川の問題では、まず位置を表す用語でつまずきがちです。堤防を境にした川側・陸側の呼び方を、図で一気に押さえます。
堤防から見て、河川の流水がある側を堤外地、堤防で守られる側を堤内地といいます。
もっとも間違えやすいのが、堤外地と堤内地です。文字の印象と逆になります。
堤防の「内」側が守られる居住側、と覚えると取り違えません。水がある方が堤外地です。
堤防そのものや、川の中の各部にも名前があります。断面図で位置を確認します。
天端は、堤防の頂上の平らな部分です。管理用の道路として使われることもあります。
のり面は、堤防の斜面です。河川の流水がある側を表のり面、堤防で守られる側を裏のり面といいます。表のり面は流水に直接さらされるため、護岸などで保護します。
堤外地は、ふだん水が流れる低水路と、洪水のときに水が乗る高水敷に分かれます。高水敷は、ふだんは公園やグラウンドとして利用されることもあります。
左右の呼び方にも決まりがあります。右岸・左岸は、上流から下流を見て、右側を右岸、左側を左岸といいます。また、河川の横断面図は、上流から下流方向を見た断面で表します。
混同しやすい用語
高水敷 と 低水路
どちらも堤外地(川側)にありますが、水の入り方が違います。低水路は、ふだんから水が流れている部分です。高水敷は、ふだんは水がなく、洪水のときに水が乗る一段高い敷地です。常に水があるのが低水路、増水時だけ水につかるのが高水敷、と分けて覚えます。
問題:河川において、河川の流水がある側を堤外地、堤防で守られる側を堤内地という。
〇か×か。
答え:〇
流水がある側が堤外地、堤防で守られる側が堤内地です。文字の印象と逆になるので注意します。
問題:河川の右岸・左岸は、下流から上流を見て、右側を右岸、左側を左岸という。
〇か×か。
答え:×
右岸・左岸は、上流から下流を見て決めます。上流から下流を見て右側が右岸、左側が左岸です。
問題:堤防の法面は、河川の流水がある側を表法面、堤防で守られる側を裏法面という。
〇か×か。
答え:〇
流水がある側が表法面、堤防で守られる側が裏法面です。表法面は流水に直接さらされるため護岸で保護します。
河川の用語は、堤防を境にした位置の呼び方が基本です。
流水がある側が堤外地、守られる側が堤内地で、文字と逆になる点がいちばんの注意点です。
右岸・左岸や横断面図は、上流から下流を見る向きで決まります。
参考資料
※ 用語は標準的な定義です。基準の改定や地域で表現が変わることがあるため、最新の資料で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月
試験での問われ方
河川の用語は、堤外地・堤内地・右岸・左岸の定義が正誤判定で問われます。
平成25年度(2級後期)No.15では、堤外地と堤内地、右岸と左岸、横断面図の向き、表法面と裏法面が出題されました。
流水がある側を堤内地とする記述は誤りです。流水がある側は堤外地、堤防で守られる側が堤内地です。文字と逆になる点に注意します。