編集部
路床が弱いときどうするか、プルーフローリングで何を確かめるか、あいまいになりませんか?「弱ければつくり直す(構築路床)」「機械を走らせて不良を見つける(プルーフローリング)」で整理できます。
この記事の要点
路床は、舗装を支える地盤(舗装の下面から約1m)です。地盤が弱いときは、良質土への置換え工法や安定処理工法でつくり直します(構築路床)。
仕上がった路床・路盤は、プルーフローリングで不良箇所を確かめます。過去問での問われ方まで押さえます。
舗装は路床の上に造るため、路床が弱いと舗装も傷みます。弱い路床はつくり直し、仕上がりは走行で確かめます。
路床は、舗装を支える地盤で、舗装の下面から約1mの部分をいいます。
現状の路床が弱い場合は、良質な土に置き換えたり、安定材を混ぜて改良したりして、必要な強さの路床をつくります。これを構築路床といいます。
現状の路床が必要な支持力を満たさないとき、おもに次の方法で構築します。
置換え工法は、軟弱な原地盤を所定の深さまで掘削し、良質な土や安定処理した材料に置き換えて締め固める方法です。掘削した面より下の層は、できるだけ乱さないようにします。
安定処理工法は、現状の路床土に、その場でセメントや石灰などの安定材を混ぜて改良する方法です。性状の劣る土でも、安定材を加えることで必要な強さにできます。土の種類による使い分けは路盤の工法の違いと同じ考え方です。
路床や路盤が仕上がったら、締固め不足や材料不良の箇所がないかを確かめます。その方法がプルーフローリングです。
施工に使ったタイヤローラなどを走らせ、路面のたわみを目視で観察して、締固め不足や材料不良の箇所がないかを調べます。見つかった不良箇所は、締め直しや材料の入れ替えで直します。
混同しやすい用語
プルーフローリング と 現場密度試験
どちらも仕上がりを確かめる方法ですが、調べるものが違います。プルーフローリングは、機械を走らせてたわみを見て、締固め不足や不良箇所を見つける方法です。現場密度試験(砂置換法・RI計器)は、土の密度をはかって締固め度を求める方法です。不良箇所を見つけるか、密度をはかるかで分かれます。
問題:置換え工法は、軟弱な原地盤を掘削し、良質な土や安定処理した材料に置き換えて締め固める工法である。
〇か×か。
答え:〇
置換え工法は、軟弱な原地盤を所定の深さまで掘削し、良質土や安定処理材に置き換えて締め固めて構築路床をつくります。
問題:プルーフローリングは、土の乾燥密度を測定する試験である。
〇か×か。
答え:×
プルーフローリングは、機械を走らせてたわみを観察し、締固め不足や不良箇所を見つける方法です。乾燥密度の測定は現場密度試験(砂置換法・RI計器)で行います。
問題:安定処理工法は、現状の路床土にセメントや石灰などを混ぜて改良する方法である。
〇か×か。
答え:〇
安定処理工法は、現位置で現状路床土に安定材(セメント・石灰など)を混ぜて、必要な強さの路床に改良します。
路床は、舗装を支える地盤です。弱ければ置換え工法や安定処理工法でつくり直します(構築路床)。
仕上がりはプルーフローリングで不良箇所を確認します。これは密度の測定ではなく、たわみで不良を見つける方法です。
路床の上のアスファルト舗装の構成もあわせて確認すると、地盤から舗装までつながります。
参考資料
※ 構築方法・確認方法は標準的な考え方です。基準の改定や現場条件で変わるため、最新の資料で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月
試験での問われ方
路床は、構築方法とプルーフローリングが正誤判定で問われます。
平成28年度(1級)No.27では路床の施工(置換え工法・安定処理工法など)が、平成25年度(2級後期)では「土の乾燥密度の測定をプルーフローリングで行う」という誤りの記述が出題されました。
プルーフローリングは、たわみで不良箇所を見つける方法で、乾燥密度の測定ではありません。役割の取り違えに注意します。